2016年の国勢調査結果に顕著にあらわれた生涯未婚率
最新の国勢調査の結果が出て、生涯未婚率のデータを見てみると、生涯未婚率が上昇していることがわかります。
以前にも、生涯未婚率に関しては、ブログにも書いていますが、ここで改めて、国勢調査といってもどのようなもので、国民の全員が全員調査対象になっているのでしょうか?
国勢調査は、日本に住んでいるすべての人及び世帯を対象とする国の最も重要な統計調査で、国内の人口や世帯の実態を明らかにするため、5年ごとに行われます。
平成27年国勢調査は、大正9年に行われた我が国最初の国勢調査から数えて20回目に当たります。
国勢調査から得られる様々な統計は、国や地方公共団体の政治・行政で広く利用されることはもとより、民間企業や研究機関などでも経営や研究などの基礎データとして幅広い用途に利用されています。 また、国勢調査の結果は、将来人口推計や国民経済計算(SNA)(内閣府)別ウィンドウで開きます。などの他の統計を作成するための最も基本となるデータとして用いられます。
国勢調査はこのように重要な統計調査ですので、国の統計に関する基本的な法律である統計法で、基幹統計調査としての位置付けが特に規定されており、 さらに、総務大臣には国勢調査を実施することが義務付けられています引用元: 総務省統計局国勢調査の基本に関するQ&A(回答)
国勢調査は、国民全員が5年ごとに調査対象となっているようです。
生涯未婚率の上昇というのは、時が来ることを待っていて、ほとぼりが冷めたころにどうにかなるという問題ではないことを国民1人1人が認識していなくてはいけないことです。
ほとぼりが冷めるのを待っていると、国が傾いてしまいます。
景気などと違い、スパンが長いので、一度、問題が起きてしまうと回復までに長時間を要します。
本当は、遅くても30年以上前から対策を打っておかなくてはいけない問題なんです。
生涯未婚率とは、50歳になった時点で、一度も結婚していない人は、その後も結婚する予定がないということが言えることから、割り出されるものです。
どのくらいの人が、一度も結婚しないで、生涯を終えるかの目安になる率です。
20代で結婚する人が一番おおくて、次が30代、40代と続いて、50代、60代と結婚する人の数が減っていきます。
50歳を過ぎてから結婚する人も勿論いるので、50歳になっても結婚の可能性があることはもちろんのことですが、結婚する人が減ることは明らかなので、結婚するなら、早く結婚してくださいねと、結婚相談所が言いたくなるのも当然なのです。
20代は、結婚する人も多く、若いので結婚しない人がいることも当然ですが、30代、40代、50代とだんだんと結婚していない人が増えていくのは当然なので、50代にもなると、結婚する人は40代に済ませていて、40代で結婚する人は当然少ないのですが、結婚していない人が結婚しない確率が高いのは当然なのです。
知らないだけ目に見えていないだけの現実のサバイバルです
小学校のクラスが40人として、半分の20人が女性として、20人のうち、2人が生涯未婚で人生を終える可能性があります。
あくまでも確率ですが。
20人のうち2人が生涯未婚者として、20代に半分の10人が結婚。
残った10人のうち2人が生涯未婚の可能性があります。
ちょっと表現は違いますが、イメージしやすいと思うのは、椅子取りゲームのような感じですね。
2人分の椅子がない状態で、ずっとゲームは続きます。
アラフォー前半を含む30代に、残り10人のうち、大体4割が結婚したとします。
足りない椅子は、2つなので、6人が4つの椅子を争っている状態です。
結婚は勝ち負けではないと言っていても、目の色が変わってくるものです。
ただ、目の前にいないから知らないだけ、目の前にないだけの現実です。
アラフォー後半を含む40代に、6人の3分の1の2人が結婚します。
言い方は悪いのですが、どんなに強気だった人でも、そろそろ妥協が入るころです。
20代が一番、相手を選べる年齢ですが、案外選んでいないのも20代です。
40代に、2人が椅子を勝ち取ったことによって、必然的に、残りの椅子は、2つ、50代の女性は、4人です。
小学校の時20人中2人の確率だったので、まさか自分がその2人に入るわけがないと小学校の時に思う由もないのですが40代で結婚しないで50代に入ってしまうと、4人に2人が結婚しないまま独身のまま、人生を終える確率があるのです。
まだ、自分は大丈夫、まだ、50パーセントの確率だ。
自分が残りの2人に入るわけがない。勝負はこれからだと思うかもしれません。
ですが、小学校のときはもちろん、20代の時と比べて、かなり自分が生涯未婚で終える可能性は高いのです。
良いことと悪いことの2つの情報があります。
まず、悪い方からお伝えします。
直接、残り2枠を争っているライバルは、同年代の50代ではありません。
直接のライバルは、20代、30代、40代と若くてまだ結婚していない人が多い世代がライバルです。
結婚する人がもっとも多く、そして、案外結婚相手をしっかりと(理想が高くない結婚をしている)選んでいない世代の20代が最強のライバルです。
直接のライバルは、自分より若い世代です。
次に、良い方をお伝えします。
まだ2枠残っています。
50代に結婚する人もいます。
目に見えないだけのサバイバルです。目に見えていたら取り合いになるかもしれないサバイバルです。
目の前で行われていないだけの現実です。
あなたの結婚です。
お見合いするのもあなたです。
余計な概念は無用です。
目に見えていないから気が付かないけど、現実の目の前で行われていれば、婚活はある意味、サバイバルです。
年齢を重ねて残った者同士で結婚するかしないかのサバイバルです。
一度も結婚したことがない50代が結婚しないのに、50代のバツイチの人の方が不利なはずなのに再婚しやすいのって、結婚しやすいなにかが、反対に結婚しずらい何かがあるとは思いませんか?みんながみんなではなく一概にはいえませんが。
親が考えて結婚していたのは、昔のお見合いです。
自分で考えて結婚するのが今のお見合いです。