結婚相談所の仕事
芸能事務所と結婚相談所は人を扱う仕事という意味では似ています。
ですが、芸能事務所は学校ではないので手取り足取り教えてくれません。
ビジネスとスクールの違いです。
人材派遣会社も芸能事務所も会社も学校のように何かを教えることはあっても、それは学校とは違い、ビジネスの一環として教えているのです。
お金を払っていただくからこそ学校のように先生が生徒に教えてあげることができます。
そういう意味では専門学校や学習塾と似ていると思います。
ビジネスである芸能事務所に入所した人は生徒ではなくいってみるとビジネスマンです。
買う方ではなく売る方です。学校や結婚相談所から見るとあなたは買う方です。
結婚相談所は、お金を貰ってお世話するのでビジネスなんだけど、どちらかというと先生と生徒の関係どちらかというと学校よりで先生がすることは、クラス全員にスパルタ教育をして東大など一流大学に入れることではありません。
東大などに特化して狙う進学塾はこの場合には入りません。
全員を同じ大学に入れるのではなく、1人1人にあった勉強方法を教えたり、1人1人にあっている学校をすすめることが塾や学校なら、結婚相談所の仕事は、生徒にあたる会員に先生にあたる仲人が、1人1人にあっている相応の結婚相手を見つけてあげること。それこそが大切であり結婚相談所の仕事です。
東大を目指して二浪、三浪することと理想を追って二浪、三浪することはちょっと違います。
結婚は年齢が関係することもあり二浪、三浪してがんばったからといって結婚できるとは限りません。
女性は特に、男性がお見合い相手を選ぶ基準として、女性の写真で選ぶことを考えなくてはいけません。
生徒に身の丈にあった学校を目指すようにという以上に身の丈にあったお見合い相手を選ぶように指導しなくてはいけません。
好条件の男性と結婚するには、一日でも早く勉強をはじめなくてはいけません。
2年かけて好条件の男性と結婚したいと思うなら2年の間に向上しなくてはいけません。
最初から好条件の男性と結婚できるだけの天賦の才をもっているなら話は別ですが。
中にはそういう人もいます。
芸能事務所も結婚相談所も天賦の才をもっている人は存在します。
即戦力がいます。
大きく分けて磨けば光るタイプと、磨かなくてもすでに磨かれているタイプの2パターンありますが。
身の丈にあっていない相手を条件にあげていては、いつまでも結婚できないか、何年か経ってから結局のところ妥協して結婚することになります。
身の丈にあった結婚相手を選ぶように説得ではなく、説教をしていかなくてはいけないのが結婚相談所です。
ブログにこれを書くと炎上してしまうのではないかと考えていてはできない仕事です。
嫌われる勇気と会員が辞めても構わないという姿勢が必要です。
会員が結婚するために。
結婚相談所の仕事は、結婚したい人が結婚できるように時にはキツイことを言って差し上げる仕事です。
その方が会員の為になるからです。
もっと言ってしまうと、結婚相談所のいうことを素直に聞くと結婚できるかもしれないのに自我を貫いて、いうことを聞かないで結婚できない方にいってしまうのとどちらが損でしょうか?
結婚したいから結婚相談所にきているのに結婚できない選択を選んでしまうことって愚か者のすることだと思いませんか?
極端ですが、結婚相談所は、会員をほっとくという手もあります。
でもほっとけないですよね。
キツイことを言うということは会員が辞めても仕方がないことだとわかっています。
それでも言わなければいけないんです。
辞めてしまうかもしれないと考えていたら、会員が結婚できない典型的な人のまま結婚できないからです。
今のままでは結婚できないかもしれない。
結婚できるようにしてあげたい。
キツイことを言わなければいけない。
キツイことを言って辞めてしまうかもしれない。
でも言わなくてはいけない。
何故、キツイ事を言わなければならないのか。
それは、結婚できない人が持つ結婚の条件を理想から現実に変えなくては結婚できないからです。
容姿が悪いとか、性格が悪いから結婚できないのではないのです。
結婚に障害となる性格が結婚できない原因なのです。
結婚に限らず同じパターンの人でも言ってわかる人、言ってわからない人で大きく差がつきます。